細い管で腫瘍を採取するしかない

母ががんです。心臓の上に乗っかるような形で腫瘍が肺静脈にくっついているそうです。
最初は咳が止まらず、風邪をこじらせて肺炎だと思われていましたが、病院で検査をすると、肺にカビがはえていることがわかりました。とても珍しいことで、「健康な人ならありえないはずだ」と、くわしく検査をして見つかりました。
片方の肺は壊死してしまっていて、もう片方も血管が詰まってしまうとだめなようです。このがんの放射線治療は血管に当てるのが怖い・腫瘍にどれほど効くかわからない。抗がん剤はしゅようの種類がわからないといわれ、もものあたりから細い管で腫瘍を採取するしかない。でも心臓の近くだから危険、採取した量で検査ができないかもといわれ、母は治療を断って「家に帰りたい」といったそうです。
私にいまできることがなんなのか、まだ具体的につかめていませんが、「悔いは残らないようにしたほうが良い」と恩師に言われ、いろいろと考えています。なんとか前向きになれるよう、自分を奮い立たせています。